女は覚悟を決めなさい
脳科学をもとに書かれたこの本。
最初は読みにくいかな?と少し不安だったけれど、読み進めていくうちにすっかり没頭してしまっていました。
男性脳と女性脳の違いから生じてしまう日々のトラブルを脳科学の視点でユニークに解決する方法が記されていて面白い。
これを読むと、日頃イライラしていた些細なことが、何だかおかしくて許せてしまえそうな気がして少し気が楽になったような気がします。
著書の中で一番印象に残った言葉は、男の子の育て方で有効なこのワード。
「母も惚れるいい男になって」
この言葉、先日久しぶりに会った5歳の男の子を育てる友人が息子に言っていたんです。
「そんなことしたらカッコ悪いでしょ。カッコよく生きて。」
その言葉を聞いて、とても素敵な叱り方だなぁと思っていたのですが、脳科学的にも正しい叱り方だったなんて。
彼女がこの本を読んでいたのかはわかりませんが、以前から彼女の息子に掛ける言葉や子育てのセンスがすごく好きです。
将来、私も彼女のような母親になりたいなと。
読み進めていくうちにわかったことは、夫は意外と女性脳の「共感」の側面を持ち合わせていることと、私は男性脳の「問題解決型」の側面を持ち合わせているということ。
正直、夫は私よりはるかに共感するのが上手である。
私はそれに何度救われたかわからない。でも時々、何だか嘘っぽく感じることもある(笑)
一方私はいざこざが起こった際に、その原因と今後の対策を徹底的に話し合いたがる。
そんな私に夫は「いつも前向きで凄いね」と言うこともあれば、「もう、よくない?」と少々うんざりするときもある。
夫のあの共感力の高さって何だろう。
今まで気付かなかったけど、本当に不思議です。
知ることで色々な視点が見えてきて、自分の中のこだわりとか偏見が少しずつほぐれていく感じが心地よくて、最近は時間を見つけては本を読んでいます。
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