断捨離の失敗
今でこそ、リバウンドすることなく物を減らすことができている私ですが、実は過去に捨てすぎて失敗したことがあります。
7年くらい前でしょうか。こんまりさんのときめく片づけがブームになって、積極的に物を捨てまくった時期がありました。
その当時は、こんまりさんが言われる「ときめくかとどうかという基準で物を取捨選択する方法」でバッサリと物を捨てまくっていました。このときに主に断捨離していたものは洋服でした。
「物が減った!片付いた!スッキリー!」と最初は気持ち良くて気分も上々だったのですが、数週間後には「あれ…着るものが全然ない…」という状態に。
断捨離直後は問題なかったのですが、季節が移ろい、本当に手持ちの服が少なすぎてうまくコーディネートできない状態でした(笑)
ここで自分のお気に入りの物をお金がかかっても買うことができたら良かったのですが、その時は貯金を別のことに使う予定があったので、慌ててユニクロに駆け込んだという次第です(笑)
そんな失敗もありましたが、今ではそんな事態に陥ることはありません。
なぜなら。
自分に合った基準がわかったから。
こんまりさんの基準は「ときめくかどうか」ですが、私にはこの基準は合っていなかったのだと思います。
ときめきで判断した結果、今の季節ではない洋服まで捨てすぎてしまっていました。
夏に冬物の洋服を見たってときめくはずないですもんね。
ときめきで判断する際は、その時期に合った洋服だけを判断しなければならなかったのだと後で気付きました(笑)
私が洋服を判断する基準は「どんな自分になりたいか」。
自分が理想とする女性が身に着けていそうな洋服を残しました。
洋服は「なりたい自分を演出するための道具」なのです。
そのことを教えてくれたのはこの本でした。
正直、高かったからとか、お気に入りの物だからと手放せずにいたワンピースがありました。
デザインが凝っていて値段も張ったし本当に大好きな物だったのですが、どうにも丈が短くて、私にはそれが少し恥ずかしくて…
それでも手放せずにいたんですね。
でも、この本を読んで、私が素敵だなと思う女性はそんな丈の短いスカートなんて履かないなと気付かされ、素敵な女性になるためにそのワンピースを手放しました。
不思議と後悔はありません。
今考えても、あのワンピースは今の私が着たいと思えるものではないから。
もっと具体的な基準でもいいと思います。
「3年以内に着たかどうか」とか、「昨シーズンに着たかどうか」などなど。
以前、断捨離に失敗した!という方はその基準が自分に合っていなかっただけなんですよね。
なので、自分に合う基準を作ってしまっていいと思います。
また、一度決めた基準をずっと継続していかなくてはいけない、なんてこともありません。
3年以内に着ていたものを残したけれど、しばらく経った後に着ない服が多いなと感じたならば、2年以内…1年以内…というように期間を短くしていけばいいのです。
私の場合、理想の女性像がガラリと変わるようなことが起これば、洋服を総入れ替えするといったこともあるかもしれませんね(笑)
そのようなことが起こったとしても、自分の基準さえ分かっていれば大丈夫なのです。