【育児】”手づかみ食べ”離乳法(BLW)
離乳食を開始してから2週間。一向に食べる気配を見せず、全力拒否の毎日です(笑)
そんな日々に何だか疲れてきて、色々と調べていたらこんな本に出会いました。
裏ごししたお粥や野菜から始めるのではなく、初っ端から蒸したスティック野菜などを与えるという新しい離乳法。邦訳された本はつい先月末に出版されたばかり。最初は何それ・・・?と疑いの気持ちが強く一旦スルーしたものの、離乳食に疲れていた私はこの本のことが気になって気になって。再度、本のタイトルを調べて出し購入してみました。
簡単に説明すると、大人が一方的に赤ちゃんに離乳食(裏ごししたお粥や野菜)を食べさせるのではなく、赤ちゃんが自ら手づかみ食べをするまで無理に食べさせない。本能的に赤ちゃんが自分のタイミングで自分の意志で食べるのを見守る、という方法。
詳しくは本をどうぞ。
この本を読みながら、一つ思い出したことがあります。
私は以前、総合病院に勤めていました。嚥下状態の悪い方がいて、その方のごはんはミキサー食。全ての料理はミキサーを使って跡形もなく粉砕され、ドロドロの状態で提供されていました。その方が言っていたんです。
「何の料理かもわからない、食材が全て混ぜ込まれて何の味なのかもわからない、食感はどれもドロドロ、見た目も全然美味しそうじゃない。・・・普通のごはんが食べたい。」
確かに、食べたいと思える見栄えのミキサー食なんて一つもありませんでした。
食材一つ一つの色があった上で料理としての色どりがあって、目でそれぞれの食材を確認しながら口に運べばその味がする。食材によって歯ごたえや舌触りが全然違って、それを目で口で楽しむ。
これこそが本来の食事なんですよね。でも、ミキサー食だと、そんな食の楽しみを全て奪われた気がしますよね。
この本を読んだ時に、離乳食も同じような物なのかもと思いました。赤ちゃんもきっと、初めて見る食材を手で握ったりしゃぶってみたりして味や食感、色を楽しみたいはずだと。
そして、もう一つ思ったのは、
例えば、例え信頼している家族からされたとしても、例え安全な物だったとしても、何かわからない物を突然口の中に入れられたら、私はきっとビックリして吐き出してしまうと思うのです。
これはきっと赤ちゃんも、初めて感じる味の物が突然口の中に無理やり放り込まれたらビックリするはずで。
なので、この手づかみ食べの離乳法で、
大人が食べているのを見ながら、これは安全なんだと確認しつつ、色を覚えて、手に握った感触を覚えて、味を覚えて。そうやって食材を一つ一つ学びつつ、食べることを覚えていく。
確かに、これが離乳の自然なやり方な気がするなと本を読んでいて思いました。
私も実際にやってみたい!
けれど、まだ一般的ではないこの方法を取り入れるのはまだ少し怖いな・・・
と思いネットで色々検索してみると、実際に手づかみ食べ離乳法に取り組まれている方のブログなどを発見。
自分なりに色々調べて納得できたら、少し取り入れてみようかなと思います。