新米ママの気ままな暮らし

初の育児に右往左往しつつ、居心地の良い部屋作りと楽に家事をこなす方法を模索中。

認知の歪み

今日は、断捨離は断捨離でも心の方のお話です。

先日、自分自身の認知のゆがみに気付きました。

きっかけは、突然高まった自己嫌悪の感情でした。

私は自己肯定感が低いのだろうかと思い始め、色々調べてみました。

自分で自分のことが認められないということは合っているけれど、その原因が幼少期の親との関係が大いに関係しているという点においては何だが違う気がして違和感で。

色々考えていくうちに、自分という一つの個体が認められないのではなくて、専業主婦としての自分を受け入れ切れていないのだと気付きました。

専業主婦として暮らしている今、専業主婦という自分を受け入れられていないだなんて、自分と言う人間の大部分を受け入れられていないということになります。

そりゃあ苦しいわけです。

だって、一日の大半を嫌いな自分と過ごしているわけですから。

でも、どうして専業主婦としての自分が嫌いなのか?

数日掛けてたどり着いたのは、私が無意識に感じていた専業主婦に対しての歪んだ認識でした。

 

 

先週末にあった、母校(高校)の歴代の卒業生や恩師を集めた大規模な同窓会。二年ぶりに再会した友人との会話で印象に残ったのは、「まさか結婚するなんて思わなかったからビックリしたよ。だって、高校時代はあんなに結婚なんてしない!なんて言ってたのに」という友人からの言葉。

「私そんなこと言ったっけ?」

友人の言葉に思わず笑いながらそう返事をしたのですが、私自身本当にそんなことを言った記憶がなくて。むしろ、何でそんなことを思っていたのか今となっては全く理解できませんが。

実は、同じようなことを妹や他の友人にも言われていました。

「絶対に専業主婦とかならないって言ってたのにね」

「昔、バリキャリ思考だったのに変わったね~」

などなど…

今思えば、看護師になったのもここからきているのだと思います。

 

 

私の母は私が成人するまでずっと専業主婦でした。

そして私の父は、昔ながらの頑固おやじで「誰が飯を食わせてやってるんだ」ということを平気で言える人でした。こう見ると最低な父親のようですが、この点以外は特に口うるさいこともなかったし、私のやりたいことをやらせてくれた父親だったので感謝しています。

幼いながら、父がそんなことを言う度に何だか母が可哀想で。母が専業主婦ではなくてきちんと稼ぎがあれば離婚できるのにとずっと思っていました。

そんなことを考えながら育った結果、「専業主婦は弱者」という誤った認識が無意識に刷り込まれていたようです。

友人らの言葉から推測するに、過去の私は「自分を守るには稼ぎが必要だ」という思いが強かったのだと思います。

 

 

夫から「大事な試験が終わるまでは仕事をセーブしてもらっていいから、家事を引き受けて欲しい」とお願いされて、夫は空き時間を見つけては勉強に取り組んでコツコツと努力をしていることを知っていたので夫のことを全力でサポートしたいと思い了承しました。

しかし、専業主婦に対して抱いていた無意識の歪んだ認識のせいで、知らないうちに苦しんでいました。

退職直後に自分の稼ぎがないからと、色んな本を読み漁って家計管理のこととか勉強しなくちゃ!という思いでいっぱいだったのも、きっとこの歪んだ考えのせいだったのかなと。

今思うと、あの時のエネルギー量はとてつもなかったです。少なくとも10冊/週は本を読んでいたから。全て熟読していたわけではなくて、面白くないなと思ったやつは読むのやめたり、読み飛ばしたりしましたが…

あの時のエネルギーの反動が、今こうして襲ってきたんだと思います。頑張りすぎてしまっていたんでしょうね。

でも、今ならその認識は間違いであったと言えるし、きちんと気付けて良かったなと思います。 

 

 

それにしても、看護学生時代に精神看護学や心理学の授業で習った「認知の歪み10パターン」を活用する日が来ようとは…(笑)

きっと誰もが少なからず持っている「思考の偏り」を知るための良いツールなのでぜひ調べてみて下さい。なかなか面白いです(^^)

認知の歪みを修正し、ちょっと心もすっきりしました。

 

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