子どもにイライラしない考え方とは
この本との出会い
この本をポチッた時、私は絶賛つわり中でした。1歳の息子に対してイライラすることが多かったんですよね。それは何故か。今なら原因はよくわかります。自分の体調が良くなかったから!これです。でも、つわり中でなくても、イライラしてしまうこともありました。ええ、多くは生理前でした。PMSのせいかな。もちろん、生理前じゃないときもありましたよ。
私ってイライラすること多くないか?と思って、イライラしちゃう自分に自己嫌悪したりだとか。そういうのって、きっと誰にもありますよね。
そんな時にこんな本を見つけてしまったわけであります。もうタイトルからして、私の心が「これは読まなければ!」と叫んでいました。
イライラの原因は子どもではない!?
プロローグにこのような記載があります。
そのイライラ、原因は子どもではありません。
じつは、あなたが「こうしなければダメ!」「こうしてはダメ!」だと思い込んできたことを、子どもが堂々とするから、イライラするのです。
確かに、イライラしやすい人と言うのはどちらかと言うと完璧主義で、こだわりが強い傾向にある気がします。そして、そのマイルールを勝手に他人に押し付けて、イライラしちゃっている。反対に穏やかな人は、考え方が柔軟でこだわりがない分、どんな場面でも臨機応変に対応できているのかも。
では、具体的にどんな場面でイライラしたときにどんなマイルールが隠されているのか。それに気付かせてくれるのが本編になっています。私が気になった見出しはこんな感じでした。
泣いてる子どもにイライラ
―本当に泣きたいのは誰?
「イヤ!」と言う子どもにイライラ
―子どもの「イヤ!」はよいお手本
子どもに優しくできない自分にイライラ
―自分に優しくすれば人にも優しくできる
子どもをほめてあげられない自分にイライラ
―自分自身を「全肯定」してあげて
この他にも、様々な場面について記載があります。
例えば、「イヤ!」と言う子どもにイライラしてしまうのは、自分自身が嫌だと思っていても我慢してやっていることがたくさんあるから。これはきっと素直に「イヤ!」と言える子どもが羨ましくもあるという感情の裏返しだったんだなと。
読後の変化
以前ほど、子どもに対してイライラする頻度がうんと減りました。息子は1歳になったばかりで会話はできません。どうして泣いているのかよくわからないこともまだまだ多いです。しかし、息子が泣いた時は「あら、どうしたん?何が嫌やったん?」と落ち着いて接することができるようになりました。
こんな風に変わったのはきっと、自分自身が自分のことを甘やかすことができてきたからなのかなと思います。例えば、無理をしないこと、必要以上に頑張らないこと、誰かに任せたり、後回しにできることはできる限り後回しにしたりだとか。
いつもニコニコしていて穏やかな友人を見ていると、みんな決まって人を頼るのが上手いんですよね。その点完璧主義の私は、「私がやらなければ!」と自分の許容量以上のタスクを背負いすぎていて、爆発してイライラ・・・という悪循環が本当に多かった(笑)反省です。
子どもが成長していく中で、イライラしちゃうことはきっとこれから出てくると思います。そんな時は少し立ち止まって、何でイライラするんだろ?私自身は何を我慢しているんだろう?と考えて、自分でも気付かなかったマイルールや自己否定の感情と向き合ってみようと思います。