新米ママの気ままな暮らし

初の育児に右往左往しつつ、居心地の良い部屋作りと楽に家事をこなす方法を模索中。

子どもの心を満たしてあげるには

素直で手のかからない子というのは、心が満たされている状態の子なのだとか。では、子どもの心を満たすにはどうしたら良いのか。そのことを教えてくれたのは、こちらの本です。

 

本との出会い

この本、実は購入したのは今から4~5か月も前なんですよね。最初の数十ページだけ読んで、ずっとわが家の本棚で眠っていました。何故かというと、当時の息子の月齢にはまだ合わない内容だったからです。この本はどちらかというと乳児よりも幼児を育てる保育者向きの内容な気がします。息子が1歳1か月となった今、改めて読み直しました。

この本との出会いは、とある方のSNSでこの本が紹介されていたのがきっかけです。その方はこちら。ボンベイさん。ボンベイさん自身もこのような本を書かれています。

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家事なんて適当でいい! [ ボンベイ ]
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この本ももちろん持っています。過去にはこの本の紹介記事も書いています。

glash.hatenablog.com

 ボンベイさんの家事や育児に対する姿勢が好きでSNSも時々チェックしています。好きな人がどんな本に興味を持っているのか知りたくて、「保育士おとーちゃんの…」の本を購入しました。

 

クッキーの缶をいっぱいにする

この本で終始言われているのは、とにかく子どもの心を満たしてあげること。心が満たされた子どもは手がかからないものだというのです。この本では子どもの心をクッキーの缶に例えています。

子どもはみなそれぞれクッキーの缶を持って生まれてきます。その大きさは子どもによりバラバラです。それのサイズが小さい子もいれば大きい子もいます。でも初めはみんな空っぽです。

その子を周りの大人がかわいがってくれたり、その子を見て微笑んでくれたり、寂しいときに側にいてくれたり、甘えたい気持ちを受け止めてくれたり、何かできたとき誇らしげにしていると褒めてくれたり、そういうことをひとつしてもらうと、子どもの持っているクッキーの缶にはそのたびごとにクッキーが一個貯まります。

それが缶の中にたくさんある子は、気持ちに余裕が持てて自然と笑顔になることも多いですし、なにかに取り組むのも前向きです。

少ない子はなかなか余裕が持てません。前に進むことにも自信が持てません。ですから、その他のことよりクッキーを貰うことについつい必死になってしまいます。

 他者に乱暴したり攻撃的態度だったり、わざと相手を困らせる行動をしたりする子に対して、こちらも心の余裕がなくただ叱ってしまいがちになりますよね。ですが、ここではただ叱るだけではなくて、「あなたのことを受け入れているよ」と子どもの心を満たす言動を保育者がすることで、子どもの問題行動は軽減していくのだとか。もちろん、子どものいいなりになるのはダメで、「子どもの甘えを受け止める」ことと「子どもを甘やかす」ことの線引きもこの本の中でわかりやすく説明されています。

では、具体的に子どもに対してどんな行動をとることが心を満たすことに繋がるのか。まずは「くすぐり」がお勧めなんだとか。

「くすぐり」はもっとも簡単で時間も取らず、誰にでもでき、そして子どもが満たされているという実感も得やすい最高の関わりです。

 

親子共々満たされた関係に

子どもの心が満たされていれば、子どもは素直で手のかからない状態になる。それは親にとってとても嬉しいことでとても助かりますし、何よりもっともっと子どもへの愛情が大きくなっていきますよね。このように親子共々幸せでいっぱいの状態が持続できるように、常に子どものクッキーの缶の中身をクッキーが溢れるほど満たしていきたいと思います。