新米ママの気ままな暮らし

初の育児に右往左往しつつ、居心地の良い部屋作りと楽に家事をこなす方法を模索中。

家事の手放し方

家事が苦痛で仕方ない

 結婚当初、私は家事がそんなに嫌いではありませんでした。夫と二人暮らし、子どもはまだいなくて。掃除はすればするだけ部屋が綺麗になるし、お洒落に花を飾ったり、たまには少し手の込んだ料理を作ったり。家の中のことに関しては夫は特にこだわりのない人なので、どの家事も私の好きなように自分のペースで作業をすることができていました。しかし、出産を機に事態は一変。まずは体が動かない。少しも寝られない。子どもが泣き出したら作業は中断。何にも自分の思い通りにいかなくて、一気に家事が大嫌いになりました。ですが、これまでは全て自分の好きなように家事をしていたこともあって、夫が家事を手伝ってくれたとしても「そのやり方じゃなくて、こうして欲しい」「ここを掃除する時はこの洗剤を使って欲しい」と完璧主義な私のマイルールを押し付けてしまって喧嘩になってしまったり・・・でも、手伝ってもらわなければ家事も育児も終わらないという現状。そんな時に出会ったのがこちらの本。何かいいヒントがあるかもと思い、手に取りました。

 

名もない家事は結局、尻拭い

プロローグにこのような記載があります。

使えないサイズのゴミ袋を誰かが買って来てしまったら、それに気がつき、買い直す。食べた後の食器は下げてくれたけれど、テーブルの上にそのまま残っているこぼれた食べ物を拭き取る。そういう小さな尻拭いは、果てしなく出てきます。

果てしなく続く尻拭い。でも、実は、私が尻拭いより厄介だと思っているのは、家中が「最終的にはママが出てきて尻拭いをする」のが当然だと思っていることだったり、そもそも、家族の家事がこちらの尻拭いが前提になっていることです。

そう、まさにこれ!この尻拭いがとてつもなく負担なんですよね。例え旦那に任せたことであったとしても、ちゃんとできてるかなー?って何の気なしに最終チェックしちゃうんですよね。そして、できてないところを見つけては報告をして嫌がられて「そんなに気になるなら自分でやってよ」って言われて喧嘩に発展(笑)でも、手伝ってもらわなければ家事も育児も終わらないというジレンマ・・・

 

この尻拭いを上手に手放していく方法が本編には記載されています。特に衝撃的だったのはこのような方法です。

家族の誰かにご飯を炊いておいてと頼んだとしてます。自分の役割はおかずを作ること。しかし、帰宅したらごはんは炊かれていなかった。そんな時、大半の方はいずれかの方法を選択するのではないでしょうか。

  1. 急いで炊く
  2. 冷凍ごはんで済ませる
  3. ごはんを買いに走る

しかし、どの方法もごはんを炊き忘れた家族の尻拭いでしかありません。尻拭いを手放すために新たに登場する選択肢がこちらです。

  • おかずだけを準備する

他人の尻拭いはせずに、自分の役割だけをしっかりと果す。ただそれだけ。そして、ごはんを炊き忘れた家族を責めないこと。

ごはんがない状況を家族みんなで共有すれば、ご飯を炊き忘れてしまった本人は申し訳なさを感じて、今後は責任を持って家事に取り組んでくれるようになるはずだというわけです。

 

 

家事は家族みんなで

この方法は、子どもに家事を教えていく方法としても、とてもいいやり方だなと思いました。私は子どもに「家事は家族みんなでするんだよ」と教えていきたいなと思っています。子どもがもう少し大きくなったら役割を与えて、責任感を持って取り組んでもらえるように教えていきたいです。

息子が責任を持って家事に取り組んでくれるようになれば、将来息子のお嫁さんは一人で家族の家事の尻拭いに奔走することもなくなりますよね。家族一人ひとりの意識が変われば、母親ひとりに家事の負担がかかることもなくなるはず!

そのためにも、まずは私自身が少しずつ家族の家事の尻拭いを手放していこうと思います。