私たち夫婦の関係改善に必要なことは
この本との出会い
この本の著者はテレビでコメンテーターとしても活躍されている犬山紙子さんです。ツイッターを見ていると、犬山紙子さん自身がこの本の「序文」をツイートされていました。どうぞ、検索してみて下さい。それを読んだ時に、犬山紙子さんご夫婦の以前の関係性が、私たち夫婦の関係性にとても似ていたんです。でも、今ではとっても夫婦関係は良好だとのことで。この本には、私たち夫婦の関係を改善するヒントが何かあるかもしれない。そう思い、すぐに購入しました。
この本の「はじめに」にはこのような記載があります。
あなたはパートナーと味方同士だろうか? 敵対してしまっていないだろうか?
どれだけ円満に見える夫婦にも大なり小なり問題はあります。なぜなら、問題を抱えない人間はいないから。なの「夫婦関係をよくしたい」と思ったときに、”問題がすでにあること”を前提とし、そこからどうリカバリーすればいいのかという視点が必要ではないかと思うに至りました。
言うなれば「夫婦のリカバリー力」です。似た問題を抱えていても、夫婦ごとの対処の仕方によってその後の展開がまったく異なることはよくあります。
以前までの私は、夫との関係が良好であることばかりをこのブログに記載していました。第三者から見れば、本当に円満な夫婦に見えたことと思います。今だからこそ言えますが、やはり何かしらの問題はあります。問題があるということから目を背けずに、きちんと向き合い更に良い夫婦関係を築いていきたい。その思いで、私はこの本を読み進めて行きました。
なお、この本の目次は以下の通りです。
私たち夫婦の関係改善に必要なことは
私たちの夫婦関係での欠点は「話し合いをしたいのに話し合いができない」ところだと私は思っています。夫がどのように認識しているのか現時点ではわかりませんが・・・
私は積極的に自分の意見を伝えて、相手の言い分を聞いて、どこに問題点があるのか、その問題点に対してどのような解決策が必要かを話し合いたいタイプです。しかし、このような場面では夫はあまり自分の意見を言おうとせずに、とりあえず謝って終わりにしようとする傾向があります。私は夫のその態度に納得がいかず、「何に対して謝罪してるの?あなたの意見はないの?きちんと問題点をはっきりさせて、解決策を見つけて、今後同じようなことが起きないようにお互いに気を付けていくようにしたいなと思っているんだけど」という具合で段々とヒートアップしてしまう・・・というシチュエーションが良くありまして(笑)
私の言い分としましては、私たち夫婦は性別も違えば、生まれ育った環境も違う。一緒に暮らし始めてまだ2~3年。自分の気持ちや考えはきちんと相手に伝えないと何も伝わらないから、しっかり言葉にして相手に伝えて、そして、相手の言葉にもしっかり耳を傾け合って、コミュニケーションを重ねてお互いのことを理解していきたいという思いが強いんですよね。
ただ、先ほど記載したようなシチュエーションになりやすいということは、コミュニケーションの方法に何か問題があるのだろうと思いまして。
この本の第一章「夫婦のコミュニケーション」編を熟読し、私たち夫婦に必要だと思われるリカバリーのヒントをいくつか発見しました!
- 夫婦に「夫たるもの、妻たるものかくあるべし」を持ち込まない。属性より個性を見る。
- ケンカ(議論)をすることは、人格否定ではなく、コミュニケーションの齟齬をなくしていく作業だと理解する。
- 「こういうことをされると嫌」という話をする場合は、手を繋ぐなど「あなたのことが好きである」という姿勢を示しながらだと、敵対せず話し合いやすい。
- 本音を言わない相手には「まとまってなくてもいいから、今の感じている気持ちを教えて」と語りかける。
この他にも色んなヒントが記載されていますが、私にとって特に大切なのはこの4点だなと思いました。
- 夫婦に「夫たるもの、妻たるものかくあるべし」を持ち込まない。属性より個性を見る。
私自身、専業主婦だから毎日夫が帰宅する前にご飯を作って待っていなきゃ、などの思い込みが強い傾向にあるんですよね。これは夫にも指摘されたことがあります。「こうしなきゃダメ」というマイルールが育児にも影響すると、先日紹介した本にも書いてありましたもんね。
「こうしなきゃ!」と自分に無理をして頑張りすぎてイライラするくらいなら、「私にはここまでならできそうだな」と自分の特性などを見ながら無理のない範囲でやれるようにコントロールしていこうと思います。
- ケンカ(議論)をすることは、人格否定ではなく、コミュニケーションの齟齬をなくしていく作業だと理解する。
コミュニケーションの齟齬!まさにこれです!私がコミュニケーションは大切だと思っている理由!夫婦喧嘩の大半の原因はこれだと思うんです。普段の会話の中で気付かないうちにお互いに齟齬が生じて、「この前こう言ったよね!」「いや、そんなこと言ってない!」ってなっちゃうんですよね。だからこそ、しっかりとコミュニケーションを重ねていけば、齟齬はうんと少なくなるはずですし。「察して」なんて言語道断ですね。
- 「こういうことをされると嫌」という話をする場合は、手を繋ぐなど「あなたのことが好きである」という姿勢を示しながらだと、敵対せず話し合いやすい。
夫は家事育児を積極的に取り組んでくれるタイプですが、私は「ここはこうして~」とか「これはこうするといいよ」とか言ってしまいがちなんですよね。そして、途端に夫が拗ねてしまって嫌な空気になるんです。私自身悪気があって行っているんじゃないんですけどね・・・夫はとても嫌みたいです。少し頑張ってこうやって可愛く言えるようになりたいものですね。考えただけで恥ずかしくて死にそうですが、頑張ってみます(笑)
- 本音を言わない相手には「まとまってなくてもいいから、今の感じている気持ちを教えて」と語りかける。
ケンカになると夫はわりと黙ってしまうタイプなので、「何を考えてるか全然わからないから教えて」と私はよく言ってしまうのですが、この「まとまってなくてもいいから、」というのが味噌な気がします。話し合いってお互いの意見が出ないことには何も始まらないんですよね。一方の意見だけでは話し合いにならないですもん。私ももう少し声の掛け方を工夫してみようと思います。
夫婦のその後
この本はつい最近読み終えたばかりなので、ケンカらしいケンカはまだしていないので効果のほどはわかりませんが、少しずつ話し合いが円滑になるように気を付けていこうと思います!